ーチャリティーが開催されるまでの経緯を教えてください
「震災が起こった何日か後、世界選手権もどうなるかわからない中、本田先生ら皆さんからチャリティーをしないかと、僕の方にも連絡があった。神戸のここも、いい時期というと言葉は悪いけど、空きがあり、タイミング良く。こちら(ポートアイランドSC)も協力的で、うまく演技会ができた」
ー感想は?
「本当は人が集まるか心配もあったが、たくさんの方が来てくれて、皆の演技に拍手してくれて、けが人もなく終了できてうれしかった」
ー世界選手権前ですが
「いろんな意見があったけど、自分達にできることはこういったこと。世界選手権は毎年ある。何を言われようが力になりたかった。こういったことをできて良かった」
ーきょうはどんな気持ちでしたか
「きょうのはSPの曲、明るめの曲。こうした演技でちょっとでも、楽しくなってもらえたら」
ー地震のニュースを聞いた時は
「地震が起きた時は(福井県敦賀市で)公開取材中だった。最初はテレビを見ても実感がわかず、日に日に湧くようになった。すごく落ち込んで、でもこっちが元気にならないとって。まだまだ復旧復興まではかかると思うけど、きょうだけじゃなく、これからもできることがあれば。またどこかでチャリティーに参加したい。今はフィギュア人気も高いので、何かできればと思う」
ー世界選手権に向けて、一カ月前と比べてどうですか
「世界選手権がどうなるかわからず、宙ぶらりんだった。全く読めないですね。ちょっと休んだが、50%くらい戻ってきた。もう1回シーズンインするつもりで頑張りたい。まだ1〜2週間あるので間に合うと思う。できるところまでやる」
ーきょうの演技は?
「久しぶりだったから、緊張感を思い出した。細かい部分とか、勝つには全然まだまだだけど…」
【写真・演技会後にあいさつする高橋大輔さん=9日、神戸市立ポートアイランドSC】