関大生の有志30人が制作した新しいフリーペーパー「Lin:KU(りんくう)」が、12月8日に創刊された。同誌はA5判オールカラー28ページの冊子形式。関大前通りや関大前のお店などで配布されているが、発行された約3000部が早くも底をつきそうな取られゆきだ。【写真=Lin:KUを創刊した野村紗英子さん(左)と曽我部千穂さん】
スタッフは全員関大生で「関大生のよる関大生のためのフリーペーパー」を掲げる。Lin:KUの名の通り、多様な関大生同士をつなげていくことがコンセプトだ。巻頭特集では「KUインタビュー〜はじまり。のキロク〜」と題して、夢に向かって突き進む関大生4人のインタビューを掲載。装丁やデザインなどで、学生離れしたクオリティの高さを漂わせる。
代表の野村紗英子さん(21=商3)が7月に立ち上げ、ツイッターなどでスタッフを募集。紆余曲折の末、年内の発行にこぎつけた。「型から外れた関大生を取り上げたいし、多様な人を混ぜ合わせたい。Lin:KUを関大生ひとりひとりが影響し合って、成長し合える場所にしたい」と思いを語る。同誌広報の曽我部千穂さん(21=文3)も「関大がめちゃめちゃ好きなんですよ。“関大ってええやろ”っていう、自慢の学校にしたい」と意気込んだ。
今後は季刊として発行する予定。2人は就活を犠牲にしてでも、残りの学生生活を同誌に捧げる心意気だ。「関大生と関大OB、職員と関大前のお店の人もつなげていきたい」と野村さん。アツすぎる関大生が作った情熱誌をぜひ一度手にー。