2005年09月29日
同回生対決が急遽実現(第3試合)
ジャンボとひかるの“舌戦”が、リングの主役を奪った。「お笑いのプロレスしかできへんヤツにできるのか」と迫るジャンボに「やってやろうじゃないか」とマイクで応酬するひかる。図書館前での両雄対決が電撃決定した。
現ヘビー、ジュニア王者のシングル戦が予定されていたメーンイベント。だが、入場した成田は右腕を吊っていた。意気込んで入場したジェリドは手負いの成田に落胆。「そんな体のお前に勝ってもうれしくない。誰か代わりのヤツをつれて来い」と迫った。
練習中のアクシデントで右腕を亜脱臼していた成田は“刺客”として若林源三、全本浩二、シマ・ビシャスを呼ぶが誰もかも負傷者ばかり。野戦病院と化したリングでついにジェリドまでも「実は、オレも骨を折っていて…」と、包帯に巻かれた右足首を見せた。「これでは、まともな試合が見せられない。KWAは解散します…」と声を絞り出すジェリドに、実況席に座っていたひかるがリングに駆け上がった。
「オレがいる。オレとやるヤツはいないのか」と対戦相手を募るひかるに、第1試合を終えたジャンボが呼応。一触即発の空気が流れたが、時計の針は興行のタイムリミットである午後1時を指していた。
ひかるは「きょうはもう時間がない。あす図書館前でやる」と、図書館前を決戦の場所に指定すると、思わぬ“ボーナストラック”に350人の観客から歓声が上がった。
2人は昨年11・3法祭ステージ大会で初対決。ひかるが勝利しているが、ジャンボは「オレはストロングスタイルのレスラー。お笑いのアイツと功績が違う。ジェリドのベルトを狙っているのに、こんな所で止まってられない。どんな手を使ってでも勝つ」と予告。ひかるも「明日は2限に英語があるが出ない。ナンバーワンを決めたい」。学園祭シリーズを前に、KWAマットの主役を決める戦いのゴングが鳴る。