2007年07月29日
織田さんに「停学」処分濃厚〜高槻リンク使用は容認へ
アイススケート部の織田信成さん（20＝文３）が27日未明、
原チャリを酒気帯びで運転し、高槻市内で検挙された問題で、
文学部の教授会が停学処分を織田さんに下すことが濃厚とな
った。停学期間は１カ月程度の短期間になる見通しだ。
今週中に開かれる日本スケート連盟の規律委員会が下す処
分を受け、文学部の教授会は織田さんへの処分を正式に決め
る方向だ。スケート連盟の幹部は「１カ月は謹慎した方がい
い」としながらも、関大内での練習活動は容認する方針を示
した。
関西大学の学生懲戒処分規定では、「停学」になると授業
はもちろん、課外活動への参加や学内施設の使用が禁じられ
るが「教育指導上必要と認めた時はこの限りではない」との
条項がある。
大学関係者の間では「けん責（書面による注意）では、学
生への示しがつかない」との声もあるが、シーズンを前に選
手活動への支障になるような処分を下したくないのが本音だ。
27日に学内で行われた織田さんの謝罪会見では、報道陣か
ら「かばっているのか」との声も上がり、大学の対応に対す
る世間の反応も厳しい。停学処分を下しながらも、スケート
連盟の“お墨付き”にしたがって練習や課外活動は認める、
という結論に達しそうだ。
