2008年05月16日
体育館前のボーダーは、大麻の売人だった〜逮捕された工学部生
体育館前に出没していたボーダーの裏の顔は、
大麻の売人だった。今月8日、吹田市内の下宿先で
乾燥大麻を所持していたとして逮捕された男子学生
は、スケボーで知り合った仲間を中心に、千里山キ
ャンパス内で大麻を売りさばいていた。
男子学生は2002年に工学部機械システム工学
科に入学。2回生の頃から大麻を吸引し始めた。購
入資金がなくなり、4回生には“売人”に転身。大
阪・アメリカ村で大麻を1グラムあたり4千円で仕
入れ、8千円ほどで販売していた。大麻売買に熱中
し過ぎたのか、7年目の関大生活を迎えていた。
大麻の取引場所になっていたのは、主に尚文館
(大学院棟)前の芝生。携帯電話で注文を受け、深
夜に顧客を呼び出して販売していた。男子学生は「
千里山キャンパスなら大学の自治が保障されていて
警察が来ないので安全。捕まらないと思った」と、
大学施設内に容易に警察が入れないことに着目。
昼間堂々関大生に大麻を売ったり、吸ったりしたこ
ともあったという。
男子学生は、千里山キャンパスの総合体育館前と
東体育館前の路上でよくスケボーをしていた。所属
していたスケートボードチームのホームページには
「趣味はスケボーとマージャン。関西大学の警備員
のみなさまボクを追いかけないで下さい」などと書
かれていた。まさか数年後、趣味が麻雀から大麻に
なり、警備員ではなく警官に追っかけられるとは思
わなかっただろう。 【ブームスポーツ編集局】