2010年08月28日
立命館大が茨木駅前進出 関大とガチンコ対決
立命館大学が関大のおひざ元・北摂地域に殴り込みをかける。立命館大が、大阪府茨木市のJR茨木駅前にあるサッポロビール大阪工場跡地に、新キャンパスを計画していることが28日までに分かった。設置する学部は未定だが、早ければ4年後の2014年の開学を目指す。【写真=JR茨木駅前にほど近いサッポロビール大阪工場跡地・6月15日撮影】
サッポロビール大阪工場は2008年3月に閉鎖され、立命館大の衣笠キャンパスとほぼ同じ約12万平方メートルの広さがある。サッカーJリーグ・ガンバ大阪の本拠地となる新スタジアムを建設する構想もあったが頓挫し、開発計画が宙に浮いていた。今年に入って市関係者や近隣住民の間で「大学が誘致される」とのうわさが流れ、ネットの掲示板などでは「関大が来る」とのガセ情報も流れていた。
関大の千里山キャンパスからもほど近いばかりか、4月に開学した高槻ミューズキャンパスとは“至近距離”だ。立命館大は「構想については、現在、全学の論議の途上であり、決定したものではありません」としているが、高槻ミューズキャンパスと同じく、大阪市や阪神間からの通いやすさを意識しているのは明らか。受験生獲得をめぐる、関大と立命館の仁義なき戦いが激しさを増しそうだ。