2010年10月12日
【近畿フィギュア選手権】信成が復活の舞!
観客が総立ちになった。ガッツポーズを2度した。4回転を完璧に決めた織田信成さんが、グリーグのピアノ協奏曲に乗せて復活の舞を見せた。堂々の160・57点。総合得点224・14点で、逆転優勝を決めた。【写真・織田さんの演技終了後、観客が総立ちになる=11日・大津市滋賀県立アイスアリーナ】ミスを連発したSPとは、別人のようだった。「地元の緊張感は独特だった。少し緊張したけど、きのう失敗したので、きょうは楽になれた」。開き直った殿が、最大限のパワーを発揮した。練習滑走でも、4ー3ー3のコンビネーションを披露し、満員の観衆を大きくどよめかせた。
今季初戦で、信成スマイルが戻ってきた。4回転成功は、昨年の世界選手権で決めて以来だという。「あの時よりも、自分で降りたぞ!っていう4回転だった。今シーズンは、できてもできなくても全部4回転でいくって決めたので。成功体験を頭に植えつけることができた」と目を細める。
課題もある。10日のSPでは、スピンの腰が高すぎ0点。フリーでも後半バテてしまった、と反省する。「スピンのレベルがほとんど取れていなかった。フリーのプログラムは50点です。ジャンプ以外の練習をしていきたい」と、グランプリシリーズ初戦のスケートカナダ(29日開幕・キングストン)に向け、気を引き締める。
父親としての顔も見せた。10月1日に、長男・信太朗くんが誕生。“てんかとういつ”の日に生まれた息子に、強いパパを見せることができた。「シーズン後半に失速しないように『父さんやったで!』ってのはまだまだ最後に取っておきます。『まだまだ頑張るわ!』って言います」。コーチも、家庭環境も、スケート靴も変わった。バンクーバー五輪のアクシデント以来、ほろ苦いスケートが続いていた殿が、変わるきっかけをつかんだ。
boomsports at 02:12│Comments(0)│TrackBack(0)
