2011年02月09日
元カノ脅迫の関大生に猶予付き判決
元カノのIDとパスワードを無断で使い、ヤフーメールに接続し脅迫メールを送るなどして、不正アクセス禁止法違反罪や脅迫罪などに問われた関西大学社会学部4回生の男子学生(22)に対する判決公判が、京都地裁であった。入江克明裁判官は「被害者に精神的な苦痛を与えたが、示談が成立し、反省文を書くなど行為を考え直す姿勢が見られる」などと述べ、懲役1年6月の求刑に対し、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
男子学生は昨年2月から3月の間、同年1月にフラれた会社員女性のパスワードを悪用し、大阪市内のネットカフェからヤフーメールに侵入。「夢も仕事もつぶしてやる」などの脅迫メールを送りつけていた。初公判で弁護側は「女性への未練が捨てきれなかった」などとして、執行猶予を求めていた。