2011年03月19日
東北出身の関大生全員無事 卒業式で募金活動も
関西大学の平成22年度卒業式が19日、関西大学千里山キャンパスで行われ、6240人が新たな門出を迎えた。東日本大震災で、都内の大学などで卒業式が中止になる中、関大の卒業式も例年と違うムードになった。卒業式の冒頭、学長はじめ教職員と卒業生が、震災の犠牲者に黙祷を捧げた。楠見晴重学長(57)は「卒業する皆さんへの、お祝いの言葉は控えさせていただきたい」と前置きした上で「この苦難は被災者だけでなく、関大人すべてが私達のものとして受け止めている。困難を克服し、未来に向けて努力していくことを卒業生とともに誓います。みなさん、一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。
紙吹雪や、卒業生が胴上げで舞う風景はそのままだったが、関西大学ボランティアセンターを中心とした学生有志が募金活動を行い、スーツやはかま姿の卒業生が募金する風景が見られた。また、卒業後に返還される関西大学生協の出資金を、被災地の義援金としてカンパする呼びかけも行われた。【写真・学内で行われた学生有志の募金活動に、募金する卒業生=千里山キャンパス】
関西大学は19日までに、被災地出身の関大生全員と連絡を取り、全員の無事を確認した。
