2011年04月12日
関大レスリング部内で暴行事件、活動停止へ
関西大学レスリング部で昨年、21歳の元主将と元副将(ともに4回生)が同回生の男子部員(22)にやけどを負わせたり、賭けトランプで十数万円を脅し取っていたことが分かった。同部はこの元主将と元副将を除名。現在活動を自粛しているが、活動停止などの処分が下されるのが確実となった。
男子部員は3月、大阪府警吹田署に傷害や恐喝などの容疑で被害届を出しており、同署も捜査を開始した。男子部員の相談で、大学側も調査を開始したという。
関係者によると、男子部員は昨年、2度にわたって吹田市内の焼肉店で、元主将に加熱したトング(肉などをつまむ道具)でやけどを負わされた。また、昨年夏に長野県で行われた合宿中に、賭けトランプで元主将と副将に十数万円を脅し取られたという。
元主将と元副将は賭けトランプや、やけどを負わせたことは認めているが「ふざけて当たった」などと主張しているという。
同レスリング部では昨年4月にも、当時4回生の男子部員が住居侵入などの疑いで逮捕されている。