2011年10月10日
【近畿フィギュア】町田樹さんがV
近畿フィギュアスケート選手権最終日は10日、兵庫県の尼崎スポーツの森で行われ、男子フリーで町田樹さん(まちだ・たつき、21=文4)が127.51点をマークし、総合206.12点で優勝した。【写真・表彰台に立つ町田樹さん(中央)=10日・尼崎スポーツの森】
今季初戦となる予定だったネーベルホルン杯の公式練習中に、右足のひざと足首をねんざ。3日からようやく練習を再開し、仕切り直しの一戦に臨んだ。当初は歩くのもままならない状態だったが「もう痛みはない。4回転は大きな収穫だった」と、いきなりの4回転で不安を吹き飛ばした。
4月から在籍している関西大学文学部を休学。米ロサンゼルス近郊に拠点を移した。この日、公式戦で初披露した新フリー「ドン・キホーテ」は、スイスの振り付け師ステファン・ランビエール氏が担当。「昨年よりも振り付けや表現力に幅が広がった」と自信を深める。
ショートプログラムは「氷の甲子園」で披露した「ロシュフォールの恋人たち」を封印。昨季の「黒い瞳」を使用する。町田さんは「全日本にピークを持ってくるようにしたい。とりあえずパーフェクトな演技をしていきたい」とNHK杯、そして最大目標の全日本選手権へ視線を向けた。
【町田樹さんのインタビューを後日掲載します】