2011年11月03日
川藤幸三さんが関大前でサイン会

やはりファンの質問は、来季の和田タイガースに集中。「投・攻・守、いろんな課題がある。それをクリアできるか。あと若いのがどれだけレベルアップするか。ベテランがのかへんけど、動かなかったら自分がやるしかないからなぁ」と熱弁。会場から「OB会長頼みますよ!」との声も飛んだ。
関大生の人生相談にも、自身の経験をもとに答えた。野球評論家だけでなく、夫人の実家が経営する建設会社を引き継いだ川藤さんは「いやぁ…不況下で大変やで。でも、若い人は時代に流されないように、いろんなことを考えて欲しい。就職先がなかったら、自分で立ち上げてもええやん。目標を決めたら、最後までやり通す。挫折が来てもそれを乗り越えたら、目標に一歩近づいているってことやねんから」とげきを飛ばす。
千里山キャンパスの正門を眺めながら「関大っていうたら、やっぱり村山(実)さんを思い出すなぁ…」と渋い声でつぶやいた川藤さん。「大学生くらいが頭が柔軟やねんから。固定観念にとらわれず、動くことを苦にせず前に進んでいってや」と関大生にメッセージを残し、徒歩で関大前通りに消えていった。