2012年03月01日
天才バカボンスタッフも 関大の石舞台古墳CG

文学部の米田文孝教授が、歴史考証を担当。東京大学大学院の池内克史教授などが、巨石を用いた石室が築かれた過程や、完成当時の姿を約10分間の動画にまとめた。CGに使われたイラストは、「天才バカボン」「はじめ人間ギャートルズ」などのアニメーターで、現在は考古イラストレーターとして知られる早川和子さんが担当した。動画は同村の観光施設で公開されるほか、副読本付のDVDを近畿地方の小学校3000校に配布する予定だ。
米田教授は「石舞台古墳の露出した石室を、構築当初からの姿と思っている人が多い。ムービーは発掘調査の成果や出土品から、当時用いられたと推定できる道具や技術など、実証的に作成している」と、映像での再現に自信を見せた。