2012年08月10日
燃えた!東佳弘さん応援会に関大生300人
ロンドン五輪陸上男子1600メートルリレーに出場した東佳弘さん(21=人3)の応援会が9日、関西大学千里山キャンパスで行われ、約300人がテレビ画面を通じて大声援を送った。【写真・凛風館に集まった300人が、大画面に釘づけに=9日・千里山キャンパス】
パブリック・ビューイング式の応援会場となった凛風館は、午後7時すぎから学生の異様なテンションに包まれた。現役関大生の五輪陸上競技の出場は、1936年のベルリン五輪に出場した大島鎌吉さん(おおしま・けんきち=85年没)以来76年ぶり。歴史的快挙を共有しようと、夏季休業中のキャンパスに大学側の予想をはるかに超える学生が集結した。
予選第2組がスタートし、第3走者の東さんにバトンが渡されると、チアスティックの音が凛風館の外まで響き渡った。日本は3分3秒86のタイムで6着。予選敗退が決まると、凛風館は水を打ったように静まり返った。
テレビのインタビューで東さんの「競技場の雰囲気が違うので緊張した。初めての経験だったが、いい経験ができました」というコメントが流れると、会場から「よく頑張った」「興奮をありがとう」の声が上がり、健闘を称える拍手が巻き起こった。決勝進出を逃し、ガックリと肩を落とした一部の男子学生は「飲みに行こうか…」と夜の関大前に消えていった。