2012年12月25日
注目度急上昇!ココロオークション
関西大学軽音楽部から飛び出した4人組バンド・ココロオークションが、注目を集めている。
関西最大級の音楽コンテスト「eo Music Try2011」で、応募681組の中からグランプリを獲得。大阪マラソンの応援ソング「ヒカリ」がカラオケで配信されたほか、FM802主催のライブフェスティバル・MINAMI WHEEL(ミナミホイール)にも2年連続で出演。オークションのように急上昇中だ。
1通のメールが、バンド結成のきっかけだった。大野裕司さん(23=システム理工休学中)が09年、同じ軽音楽部だった粟子真行さん(23=12年環境都市卒)、井川聡さん(25=経院休学中)に「ロックスターになろうや」と送ったのが、バンド結成のきっかけだった。【写真左奥から井川さん、大野さん、写真手前左から冨山さん、粟子さん】
就職と音楽で迷っていた粟子さんは「音楽をやりたいと思っていたが、自分で集める勇気がなかったので“じゃあやろうか”と返事しました」と決断。井川さんも「粟子さんがいい声で、声を聴いて何度か泣かされていた。こいつらとやれるのは本当にうれしかった」と振り返った。
現役阪大生ながらも「関大の軽音楽部の部室に入り浸っていた」と話す冨山吉孝さん(24)が、昨年3月に加入。グランプリの賞金100万円で購入したミニバンで全国を周り、年間100本のライブを展開する。【写真下・軽音楽部の部室で、軽音学部の現役部員と】
MINAMI WHEELでは超満員の観客を集め、ライブ開始直前から公演終了まで入場規制がかかった。大野さんは「去年とは人の数が違った」と驚く。井川さんは「1年前よりもココロオークションを知ってるという人が多かった。フライヤーを配っても反応が違って、状況が変わっているのを感じた」と手応えを感じている。
来年は新しいCDのリリースが目標。夏フェスへの出演も目指す。
「卒業しても夢を追っかけているヤツもいるということを知って欲しい。関大生の夢の見本になれたら」(井川さん)「大学生活は思ったより短い。やりたいことをやったほうが一生の糧になる」(大野さん)「音楽や芸能とか、普通より外れる人たちの勇気になれたら」(冨川さん)「関大でやりたいことが見つかったので大学で好きなことを磨いて楽しんで欲しい」(粟子さん)。千里山キャンパスで出会った4人組が、音楽を志す関大生の目標になる。