2012年12月31日
【2位】卒業式で学長が女子学生に謝った

午後の部の卒業式で、楠見学長は昨年3月11日、東京で東日本大震災に被災した際、関西大学東京センターに避難したことに触れ「一人一人の関大生を守るべき学長でいながら、その時東京センターにいた2人の関大生に声をかけなかった。深く反省しました。これからは一人一人の学生と向き合う学長でいる」と振り返った。
さらに学長は「ちょっと立ってみてください」と、卒業式に出席していた2人の女子学生に呼びかけた。体育館がざわめく中、2人が立つと「本当に申し訳なかった」と壇上から頭を下げた。
午前の部では、卒業生の総代を務めた女子学生が答辞を読みながら大泣き。午前も午後も、体育館のざわつきが印象的だった。【写真・6980人の関大生が晴れの門出を迎えた=3月19日】