2013年02月15日
高橋大輔さんが大阪府庁訪問【3】

ー寄付を終えていまの感想は
高林永統会長「こういう日がやってくるのかとずっと思っていたが…。この日を迎えてホッとした気持ち。これからもっといい施設にしていって、大勢の人に喜んでもらえる施設にしないといけない。また新たな責任を持って、やっていかないといけない」
高橋大輔選手「僕自身、奇跡だと思っている。ここからがスタートだと思う。これからどういう風にやっていくか、ということが存続という本当の意味でのスタートだと思う。やれることはやっていきたい」
ーこれから臨海スポーツセンターをどう盛り立てていきたいか
高林「(臨海には)色々なスポーツの施設がある。スケートに限らず新しいものを取り入れて、日本や世界に通用する選手を輩出していくことが一番、あの施設にとってタメになることだと思う。指導者、保護者が一丸になって、選手が世界に羽ばたいていけるよう努力していきたい」
高橋「僕は現役アスリートなので、小さい子の目標になるような…ああいう選手になりたいと思われるように。フィギュアスケートがいろんな方に浸透していって、臨海スポーツセンターに足を運びたいというくらいまで、フィギュアの人気が上がるよう頑張っていきたい」
ー募金の残りはどうするのか
高林「1億5千220万円ほど集まって、1億5千万円寄付して残りの220万円はどういう風に使っていくか決まっていないが、さきほど要望したようにリンクの拡大とか新たな設備を入れる際の費用の一部として使っていただければ、リンクのためにもつながるのかなと思っています。いずれにせよ、臨海スポーツセンターのためになるよう使っていきたい」
ー世界選手権に向けて
高橋「今回の四大陸選手権で、久しぶりに大失敗をしてしまった。悔しい気持ちがある。今回の世界選手権は五輪の出場枠がかかってくるので、責任もある。こんなことが起こらないよう、カナダのロンドンでは100パーセントの力をお見せできれば」
ー感謝イベントなどは考えているか
高林「どの程度かは未定ですが、どういう形であれ5月か6月にイベントは考えている。心苦しいですが、高橋選手にも参加して欲しい。高橋選手がいなければ、ここまで来なかった」
【写真・会見する高橋大輔さん(右)と臨海スポーツセンター支援の会・高林永統会長=大阪府庁】