2013年03月29日
関大生のオールナイトきょう最終回【その1】
ニッポン放送の深夜ラジオ番組・オールナイトニッポン0(ゼロ)金曜日を担当する西岡隼基さん(22)が、関西大学システム理工学部を卒業。4月からは就職のため、きょう29日深夜の放送で同番組を降板する。関西大学の卒業式から一夜明けた20日、大阪大学を卒業した本村康祐さん(22)と心境を語った。
西岡さんは昨年1月、中学時代の同級生だった本村さんと大阪・梅田の銀行で偶然再会。誘われて応募した同番組のオーディションに、1609組の中から合格した。ラジオを聴いたことがなく、オールナイトニッポンの存在すら知らなかったフツ〜の関大生が、昨年4月にスタートした同番組のパーソナリティに大抜擢された。
豪華メンバーが並ぶ同番組の中で大健闘し、メールが毎週2000通以上届くなど熱狂的なリスナーに支えられた。番組降板にあたって札幌、栃木、茨城…とネット局を訪問して地元のリスナーと交流。KBS京都と神戸のラジオ関西前には、大勢のリスナーが待ち構えていた。【写真・オールナイトニッポン0を卒業する西岡隼基さん(右)と本村康祐さん】
ーきのう関西大学の卒業式でしたが、卒業してみてどうですか?
西岡「友人がたくさんいたんだなぁ…と思いました。けっこう自分はサバサバした方なんですけど、すごくさみしくなりました」
ー素人パーソナリティとして、オールナイトニッポンを1年間担当してきた感想を
本村「すごいラジオ好きだったので、夢のような場所でした。ただ、お金や数字が重要というか、社会人としてラジオをつくっていて、楽しいだけでやれるものじゃない。責任もあるし、社会の一員としてやる…そんな理想と現実を突きつけられた。意識を変えるきっかけになりました。早く社会人として一人前になって、成長した姿を見せることが恩返しになるのかと…」
西岡「最初はちゃらんぽらんというか、意識なしにやってて。それでもラジオはできる、自分の知らない社会でもやっていける…という思い上がりがあった。ラジオは厳しい世界で、劣等感があったというか、メンタルがもたなかったし、折られましたね。ただ、つらかった反面、後々おいしい味になって来た。大きな世界を見せてもらいました」
【2に続きます】
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