2013年04月18日
広島県知事、関大生の就職に「心から期待」
関西大学が16日、広島県と就職支援に関する協定を結んだ。関大生の就職を支援する協定を地方自治体と結ぶのは初めて。千里山キャンパスで調印式が行われ、楠見晴重学長(59)と同県の湯崎英彦知事(47)が出席した。香川県、徳島県とも協定を締結する。
湯崎知事は「関西大学と連携して学生の就職支援を一層強化し、広島県の産業を担う新たな力になることを心から期待する」と挨拶。楠見学長は「就職支援に関する協定を結ぶことは、大学にとっても有意義なこと。出身学生が多い西日本を中心にして、他の自治体とも締結していければ」と話した。【写真・就職支援協定の調印式に出席した広島県の湯崎英彦知事(左)と楠見晴重学長=16日、千里山キャンパス】
広島県出身の関大生が地元に戻るUターン就職、同県出身以外の関大生が広島県で働くIターン就職を関大と同県の産業人材課が支援する。キャリアセンターを通じ求人情報を関大生に周知させるほか、同県企業の合同企業説明会をキャンパス内で開催する予定だ。
約2万8000人の関大生のうち、広島県出身者は450人。中四国地方の出身者は約2200人にのぼる。千里山キャンパスで開催されたU・Iターンの企業説明会には、前年度の1.8倍の学生が参加。地方出身関大生の地元就職志向が、年々高まっている。