2013年05月24日
関大前バイト不足の理由
「あれ、この店またバイト募集の貼り紙出してる…」
最近、そう感じたことはないだろうか。大阪ではバイトの人手不足が問題になっており、関大前でも一部の店で、バイトの確保が例年より難しくなっている。
大きな理由は、4月にオープンした梅田の商業施設「グランフロント」。266店が出店する一大施設を中心に、バイト求人が一気に急増した。
グランフロントではバイト確保のため、時給もどんどん上昇。同施設では東京都心なみの「時給1000円」が普通になりつつある。深夜帯で時給1500円を提示する店舗もあるほどだ。
深夜帯かよほどの激務でもないかぎり、時給1000円台はちょっと厳しい関大前。「一人暮らしだと大学か家の近くでバイトを探す関大生が多いと思うんですが、今年は梅田に流れて行っているような気がします」と、ある店長が話す。バイト代の上昇は学生にとってウハウハだが、シフトが回らなくなる店にとっては死活問題だろう。
バイト同士の仲の良さや就職相談を行うなど、時給以外の面倒見の良さでアピールする店も。景気が上向きつつある…とされる日本ですが、関大生のバイト事情はバブルに突入しつつあるようだ。