2013年06月27日
「ワタノハスマイル展」関大で2年ぶり開催
宮城県石巻市の渡波(わたのは)地区の児童が、東日本大震災で流れ着いた漂流物をもとに作ったオブジェ展「ワタノハスマイル展@関大2.0」が、関西大学千里山キャンパス凛風館1階のコラボレーションコモンズで28日まで開かれている。【写真・コラボレーションコモンズに展示されたオブジェの数々=6月26日、千里山キャンパス】
山形県在住の立体イラストレーション作家・犬飼ともさん(34)が代表を務めるワタノハスマイルと、商学部の長谷川研究室が主催。関大では2011年7月以来の開催となる。木箱やポット、鍋などを材料に、想像力豊かすぎる子どもたちがつくった80点のオブジェが飾られた。
オブジェは東京や名古屋、仙台などの各都市のほか、昨年にはイタリアの博物館でも展示された。犬飼さんは「被災地のつらいニュースは聞きたくないが、明るいニュースならずっと見続けることができる。展示会を開くことで、震災を風化させないというよりは“元気な子どもたちがいるな”と、こちらから笑顔を向けられたら」と話し、関大生の来場を呼びかけている。
7月1日から5日までは、大阪市の天神橋3丁目商店街にある関西大学リサーチアトリエで展示される。【写真・人気の作品、いまいすずねさん作「いくらやさっちゃん」】
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