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2013年07月02日

阿川佐和子さん、河内國平さんが“真剣”トーク


河内國平さん著書「聞く力」が140万部を超えるベストセラーになった作家の阿川佐和子さん(59)が6月30日、関西大学千里山キャンパスに来学。「阿川佐和子の、今、河内國平に会いたい!」と題し、関大卒の刀匠・河内國平さん(かわち・くにひら=71、66年法卒)とトークセッションを行った。【写真・河内國平さん(左)とトークセッションを行った阿川佐和子さん=6月30日・関西大学千里山キャンパス】

7月20日まで同キャンパス内の関西大学博物館で行われている作刀展「名刀にかける 刀匠 河内國平作刀展」の一環。河内さんは関西大学在学中に、考古学者の末永雅雄文学部教授(91年没)に師事。古代の刀剣について学んだ。

卒業後に鍛刀(たんとう)の道に進み、人間国宝の宮入昭平、隅谷正峯両氏に入門。刀の流派である「相州伝」「備前伝」をそれぞれ取得した。奈良県重要無形文化財保持者で、刀鍛冶の最高位である無鑑査認定者のひとり。古代刀剣復元の第一人者で、末永教授の指導の下、奈良県天理市の石上神社に伝わる国宝・七支刀(しちしとう)を復元したことでも知られている。

トークセッションの冒頭では、関西大学応援団が演舞を披露。河内さんは「自分自身が刀を使うプレーヤーではないという点で、競技をプレーしている学生を応援する応援団と似ている」と切り出した。阿川さんと90分間、笑いを交えながら「刀は人を切るものだが、今は精神性だけで伝わっている。鉄だから残る」「物を残しておけば伝わる。伝承や徒弟制度は物から学ぶのであり、師匠から学んだものは言葉ではない」などと“真剣トーク”を展開。600人の参加者で埋まった会場を沸かせていた。

作刀展では七支刀の復元品や河内さんの刀剣が展示されている。また、7月13日には河内さんと、刀鍛冶を目指す女の子を描いた漫画「カナヤゴ」を連載中の漫画家・日笠優さんが、「刀の世界に魅せられて」と題したトークセッションを行う。
boomsports at 12:07│Comments(0)TrackBack(0)ニュース 

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