
関大前が水没した。近畿地方に25日、非常に激しい雨が降り、午前10時40分ごろには吹田市からほど近い豊中市で、1時間あたりの雨量が観測史上最大の66ミリに到達。関大前を通る上の川(かみのかわ=糸田川の支流)が、関大前と千里山の間で氾濫。関大前駅周辺と関大前通りの一部が水浸しとなった。【写真・関大前が水没し、看板や商品が次々と流される=25日午前】
阪急関大前駅周辺から関大前通りの踏切あたりまでは、足首あたりまで水に浸かった。また、千里山駅へ向かう道路が、一時ガードレールの高さまで水があふれた。
周辺の店舗十数件が床下浸水したほか、店の看板や商品、放置自転車が流された。また、関西大学千里山キャンパスに向かう学生が駅などに足止めされた。

関大前の焼き鳥店「雷」では、上の川から水があふれ出し店内に浸水。玄関に置いてあった約20キロの木製デッキが阪急関大前駅まで流されたという。店長の寺田真也さん(36)は「店内で寝ていたので、気がついた時には店内まで浸水していました。本当に店が流されるかと思いましたし、震えながら写真を撮りました」と話していた。【写真・氾濫する上の川=25日午前「雷」店内から・寺田真也さん提供】