2013年11月17日
獲ったでやんす!2013ミスター関大は苦学生
獲ったでやんす!関大前で「やんす」の愛称で親しまれる金洋秀(きむ・やんす)さんが、ミスター関大の座をゲットした。関大前で5つの仕事をこなす男は「獲った瞬間“ウォ〜ッ”となりました。バイト先にも支えてくれた人にも、いい結果を報告できます」と、韓流スターのような笑顔を見せた。法学部飯島ゼミに所属する3回生。天下一品、ウッドビレッジ、炭火焼肉万歳、ノーサインのバイト店員、そして関大の入試広報スタッフをかけもちする。「実家の経済的事情で、学費や生活費は自分で払っています。しかも家族とは疎遠になっていて…。苦学生です」。社会が豊かになり、死語になったはずの言葉を口にする。
親代わり、そして兄貴分とも言っていい天下一品の店長やウッドビレッジのオーナーからは「自分らしく飾らすに行け!」と背中を押された。バイト先や千里山キャンパスで撮影した笑顔の写真をバックに、自身が所属するユニット・CLEARのメンバーとともに熱唱。会場を埋めた800人から、自然と手拍子が起こった。
経済的苦境に立たされながらも音楽活動、来月には写真の個展も開くという強烈なバイタリティー。転機は東日本大震災だった。震災後募金活動を行ったが、自身のちっぽけさを痛感した。
「何もできなかった。発信力を身につけていたら、何かが変わっていたのかもしれない。ミスターキャンパスは、メディアとかにも注目される。発信力をつけたい。それが、応募のきっかけでした」と振り返る。ミスター関大としての発信力を身につけた今、まずは愛するJR吹田駅周辺の商店街や関大前を盛り上げていく。
この日のステージ上から、疎遠になっている家族の姿が見え、うれしかったという。グランプリに輝いた瞬間「僕ひとりの力では獲れなかった。家族や仲間に感謝したい」と絶叫した金洋秀さん。“家族”の部分に少しだけ、力を込めた。【写真・ミスター関大に選ばれ、笑顔を見せる金洋秀さん=17日、ホテル阪急エキスポパーク】
