2013年12月18日
バーで就活!?関大前で「BAR活」スタート

2人は関西大学二部軽音部の先輩・後輩。ヤギタケシさんは“自由で実力主義かつ高待遇の”外資系企業に就職したが、待ち構えていたのはまったく違う会社の実情だった。「人事部は営業などの現場を知らないから、学生に与えられる情報がクローズなものになっているし、それをうのみにしてしまう。会社の現実や内情を話していきたい」と、就職ナビサイトには載らない生の声を関大生に伝える。
就活では数千倍の倍率をくぐり抜け、大手5社から内定を獲得。関大生としての経験を、後輩に惜しみなく伝授する。「就職活動に必ず正解はある。ただ、正解にたどりつくまでの方法やプロセスで学生は悩んだりする。今までの勉強はインプットだったが、就活はアウトプットが重要。どれだけ力をつけられるかを伝えたい」。同店自慢のソファ席で、面接やESなど就活の不安を解消していく。
一方、佐藤店長は就職活動は未経験。今までなりゆきにまかせて生きてきた、と振り返る。「会社に入ることがゴールではない。なんで働いているのか、どうなりたいのか?ということを模索して、自分のやりたい人生を生きてほしい。僕みたいにこういう人生もあるよ、ということを伝えたい」とカウンター越しに語りかける。“ゆるすぎず、硬すぎず”の絶妙なバランスで、新しすぎる就活講座を目指す。
3月まで約10回の予定で、様々な分野のゲストと自由に語り合える座談会形式で行う。12月21、22日の午後2時から4時まで、面接をテーマに体験講座を開催。飲み放題と5品付で2000円で、ヤギタケシさんは「お金を取ることで僕らにもプレッシャーがかかる。来た人には本当に有益なことを持って帰ってもらう」と内容に自信を持つ。
カフェや韓国料理店などが次々開店し、何かとアツい関大前サイドストリート。今度は学生街にありそうでなかった“就活バー”が誕生した。佐藤さんは「no signから新しいムーブメントを起こしていきたい。何かを生み出すような関大前にしたいし、BAR活から未来のスティーブ・ジョブズを生みたい」と意気込んだ。【写真・関大前のBAR no signでBAR活をスタートする佐藤洋平さん(左)とヤギタケシさん】
【問い合わせ先・BAR no sign Facebook】https://www.facebook.com/nosignwv