2014年01月14日
依頼殺到!関大生が“ラブラブ写真撮ります”
関大生らが立ち上げたカップル専門のフォトサービス・LOVEGRAPH(ラブグラフ)http://lovegraph.me/ https://www.facebook.com/lovegraph.cameraに撮影依頼が殺到していることが分かった。今年に入り正式にウェブサイトを立ち上げたが、初日だけで約3万アクセスを記録。東京や九州からも「写真を撮って欲しい」と問い合わせが来ているという。【画像・LOVEGRAPHの公式ホームページ】
意外になかった?恋人写真専門の撮影サービス。LOVEGRAPHを主宰する駒下純兵さん(20=社2)は、反響の大きさに手応えをつかみながら「愛を写真にして目の前にある幸せを再確認して欲しい。写真を見たらその時の2人の気持ちが、思い出せるような写真を撮りたい」と意気込む。
依頼があると、駒下さんはカップルから空気と思われるまで仲良くなり、2人の世界に溶け込む。2〜3千回シャッターを切り、厳選した10枚をデータで渡すシステムだ。撮影代は、交通費と“お気持ち”の値段だけ。「遠距離恋愛で今しか会えないから撮って欲しいといった依頼や、彼氏が遠くへ行ってしまうので気持ちを伝えたいとか。女性からの依頼が多いです」と、恋人達の機微を写真に収めている。
以前はバイトや遊びに明け暮れていたが、次第に楽しさが見出せなくなった。ミスター&ミスキャンパス関大のスタッフに誘われ、楽しそうに写真を撮っている先輩と出会ったという。「何か変わればいいなあと思っている時、写真に魅力があることに気づいた。誰かのために写真を撮りたいと思った」と、初めて一眼レフのカメラを手にした。
サイトにはいままでに撮影した、幸せそうな男女の日常を切り取った写真が並んでいた。2月13、14日になんばカルチャービル5階で「恋びと」と題した個展を開くほど、駒下さんはカップルの撮影にこだわる。「もし別れるという選択肢を考えた時に、好きだった時の写真を見たら冷静になれる。別れを思い止められるような写真が撮れたら」と、愛を育む写真を目指す。
関大生からの依頼は、すぐにでも駆けつけるという。将来的にLOVEGRAPHを事業化する目標を持つ駒下さんは「高校生からご高齢の方まで何歳のカップルでも撮ります。子供や家族の撮影まで広げたいし、大きなものにしたい」と、さまざまな愛のかたちを写すつもりだ。【写真・LOVEGRAPHを主宰する駒下純兵さん】