ブースポブログ

関西大学と関大前の情報紙「ブームスポーツ」のWEB版です。次号第12号は10月上旬に発行します!

2014年01月17日

町田樹さん会見5「五輪がリンクへの恩返し」


町田さん公開練習6【4から続きます】
ー読書をするようになったのはいつ頃ですか
「中学、高校くらい。この競技は移動が半端ない。最初はゲームと読書だったが、ゲームはだめだと思い、すべて売り払いました」【写真・多くの報道陣に囲まれながら会見を行う町田樹さん】

ー読書の効用はありますか
「本は自分で読んでいて自分が実体験していないにもかかわらず、本の中で経験したことになるというか、本を読めば経験したことになる。いろんなことを学べる。時と場所を選ばないので、すごく自分を成長させてくれるメディアですね。あと、字を追って紙をめくることが精神安定剤みたいになっている」

ー競技に役に立つところは
「自分のクリエイションに役立っているというか、生かされています。本からインスピレーションをもらうし、エキシビションの白夜行は、本の世界そのまま。映画化やドラマ化されたので、僕がフィギュア化しようということで取り組んだ作品。本を読んでいなければプロジェクトはなかったし、読書はクリエイティビティが上がっていく感じがする」

ーマーカーで本に線を引いたりする?
「本には自分の何かを足すということはしない主義。この表現面白いな、とかこの言い回し使えるな、というものはノートに書く。海堂尊さんの表現にあこがれます」

ーいままで最高傑作だった本は
「この作品が僕の中で一番大事というものはない。好きな作家さんの作品はすべて素敵ですね。あと…アンチ電子書籍なんで。やっぱり紙が精神安定剤。語彙力があると言われると嬉しいですけれど、おかげでよくわからないことをしゃべり出したりするし、語彙力があることイコールいいことだとは思っていない」

ー試合ごとに印象的なフレーズが出てくる
「正直、今シーズンは期待されているというか…(笑)。やばいネタないぞネタないぞ…とか。行きの飛行機でこういう演技をしてこういう発言をしようと考えたり、セルフプロデュースというかプロモーション上でのキーとしてやってきたつもりです」

ーこの臨海のリンクについては
「このリンクは支援の会や数え切れない方々のご支援のおかげで成り立っているリンク。多くの方々の思いが詰まっているし、毎日リンクで滑らせてもらっていて気が引き締まる。そういう方々の思いや支援がなければここで練習できていない。五輪に出られたのはひとつのささいな恩返しになる。ソチや世界選手権での演技で感謝の気持ちが表せると思う」

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