2014年01月27日
関大が「新通学路建設」認める 2年後開通へ
関西大学が、阪急関大前駅北東側に取得した約3400平方メートルの土地について、同駅と第3学舎(社会学部)を直結する通学路を建設する考えを明らかにした。2016年(平成28)に迎える創立130周年記念事業として行う。地域連携を目的とした施設も新たに造る意向で、いままで「白紙」としてきた土地取得の目的が新通学路であることを認めた。
新通学路の建設計画は関西大学校友会が発行する機関誌「関大」に掲載。昨年10月24日時点の案として「千里山キャンパスにおいては、阪急関大前駅から第3学舎に至るアクセス空間を整備し、学生の安全や地域住民の利便性を高め、安全・安心で人にやさしい快適なアプローチを造成します」と記されている。
第3学舎裏には正門上に架かる秀麗橋につながる専用道があり、デイリーヤマザキ関大前店すぐ前から秀麗橋が一本の道でつながることになる。【写真・本紙既報通り新通学路が建設されることになった阪急関大前駅北東側の土地】
また「地域と連携できる『知的創造空間』を創出し、近隣の皆さんにも開放します」とあり、千里山キャンパス周辺の地域住民にも開放する施設建設も示唆した。
同誌の中で関西大学の池内啓三理事長(70)は「創立130周年を機会に、阪急関大前駅の北東側の土地を整備して、千里山キャンパスへのアクセスを改善し、併せて地域と連携した知的創造空間を創出したいと考えております」などと話している。
新通学路建設は130周年記念事業のメーン事業として行われる。昨年12月から業者が工事を始めており、早ければ節目の年にも新しい千里山キャンパスがお目見えすることになる。
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