2014年04月28日
関大グリークラブがプロ野球で国歌斉唱
関西大学グリークラブが、5月7日に京セラドームで行われるプロ野球・オリックスーロッテの試合前セレモニーで国歌斉唱を行う。【写真・関西大学グリークラブ主将の花山智輝さん】
主将の花山智輝さん(20=外国語3)は「合唱人として光栄なこと。“いつもの国歌斉唱とは違うぞ”と思わせるような、男声合唱らしい国歌を歌いたい」と、本番へ練習に余念がない。
関大の入学式や卒業式で美声を響かせているグリークラブが、65年目で最大の舞台を迎えた。当日は新入生を合わせた部員が白いスーツに身を包み、グラウンドに立って君が代を歌う。
あのウイーン少年合唱団も、京セラドームのオリックス主催試合で国歌斉唱を務めた。グリークラブは世界的合唱団と肩を並べた…ことになる?
試合前セレモニーでは、約2万人の観客の目がグリークラブに向けられる。「他大学と合同だと思っていたが、単独で歌うと聞いてすごいと思いました。これだけ多くの人の前で歌う経験は、過去にもないと思います」と、主将も緊張の色が隠せない。
花山さんは「関西大学にこういう部活があることをアピールしたいし、関西大学グリークラブとして名を上げたい。他のスポーツの国歌斉唱にも呼んでもらえるようになれば…」と知名度アップを目指す。パ・リーグ首位を走るオリックスのファンと、応援が12球団一と言われるロッテファンに負けない声を、ドームに響かせるつもりだ。