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2014年10月03日

化学生命工学部河原教授の大発見で株価上昇


河原教授2関西大学化学生命工学部の河原秀久教授(52)らの研究グループが、エノキタケから不凍多糖を発見。化学メーカーのカネカ(本社・大阪市)とともに、世界初の量産化に成功した。【写真・発表会見で報道陣の質問に笑顔で答える化学生命工学部河原秀久教授=2日、千里山キャンパス100周年記念会館】

千里山キャンパスで2日、発表したもので、不凍多糖を高温で調理したフライやヨーグルトなどの乳製品に添加すると、冷凍・解凍後も風味や食感を損なわない効果がある。カネカは今月中にも商品化し、5年後に10億円の売上を目指す。

河原教授はカイワレ大根からも不凍タンパク質を発見し、同社が12年に商品化。すでに冷凍麺など50品目の冷凍食品に採用されている。エノキタケのキシロマンナンという成分から発見された不凍多糖は抽出が容易で、カイワレ大根由来のものより耐熱性・耐酸性で優れているという。

会見で河原教授は「食品だけでなく、道の凍結に応用できないかという土木関係からの問い合わせも来ている。これができたら世の中が変わるということが、今年中にも成果が出そう」と、研究心をさらに燃やす。同席した楠見晴重学長(61)も「化学生命工学部は、工学の立場から食をやるユニークな学部。農業を強くしたり、流通も格段に変えていく、農とか食に幅広い展開が考えられる研究成果だ」と話した。

東証1部のカネカ株は3日、寄り付きから反発し、前日比7円高の603円で取引が終了した。
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