2014年10月25日
関大が梅田にキャリアセンター、法律事務所も

各キャンパスにあるキャリアセンターを梅田にも新設することで、関大生はより効率的な就職活動を行える。関西大学は2016年8月に梅田キャンパスを開学する予定だが、池内啓三理事長(71)は「2年は待てないことや様々な要望もあって開設した。学生をしっかり支援したい」と開設意図を説明する。
就活生の新拠点は13階にあり、たたみ100畳分の広さ。就職相談や証明書の発行、資料や求人票の閲覧ができる。休憩スペースもあるほか、無線LAN、Wi-Fi、コピーサービスも完備。楠見晴重学長(61)は「就職の仕組みなどが変わるのも開設の背景にある」と、採用選考スケジュール変更に臨む学生への支援強化を強調した。
関西大学が立ち上げたあしのは法律事務所は、法科大学院の大仲士和教授(64)、尾島史賢准教授(36)が代表弁護士を務め、15人の専任弁護士が所属予定。大学が法律事務所を開くことができないため、業務委託という形になる。大仲教授は「業務の分野は一般の法律事務所と同じ。法科大学院卒業生の弁護士への実務指導や、院生に行わせる無料相談も実施する」と法科大学院の充実を図る。
キャリアセンターの開館時間は来年1月までは月〜金曜の午前10時から午後6時まで。2月以降は月〜土曜の午前10時から午後7時までとなる。
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