2014年10月29日
関大が誇る!エコトレイでエコな学園祭
【カウントダウン学園祭2014〜関西大学統一学園祭まであと3日】目指せ!エコでクリーンな学園祭。関西大学では2012年統一学園祭の後半日程から、模擬店で使われる紙皿や紙コップにリサイクル可能なエコトレイ容器が導入された。昨年からは4日間すべてで使用が制度化。今年は227の模擬店で、約10万枚の容器がリサイクルされる。
エコトレイ容器は、自然素材からできた非木材紙製のトレイ。フィルムが貼っており、食器としての利用後ははがすことができる。フィルムは燃えるごみになるが、回収された容器は再資源化され、新たなトレイに生まれ変わる。紙コップは回収後、土にもどるタイプの素材が採用された。【写真・ゴミを減らし、エコな統一学園祭を!エコトレイ容器を手にする西辻武志さん(右)と小林なつきさん】
エコトレイ容器の使い方はとても簡単。角の取っ手を折り、フィルムをめくるだけ。コンビニおにぎりの包装をはがす感覚だ。このわずか数秒の手間で、ごみが大幅に削減。千里山キャンパス内で12カ所の専用回収所が設置され、約100人の関大生ボランティアが回収や来場者に分別を案内する。
関西大学エコトレイプロジェクトの西辻武志さん(22=法4)は「学園祭に参加する一人一人の協力も必要だし、来場者も迷われるので、我々も自信をもって分別を案内しないといけない」と啓発に力を入れる。統一学園祭実行委員会模擬店局局長の小林なつきさん(21=法3)も「身近なところでエコを感じていただければ。楽しくきれいな学園祭にしましょう」と呼びかける。
4日間で約4万人を集客するイベントでのエコトレイ容器導入は、国内でも最大規模だ。西辻さんは「さすが関大という声もあるし、高校生の反応もいい。ゴミが減るということで気持ちよく、そしてフィルムがはがせるということで気持ちよく。環境に関するいろんなことに目を向けるきっかけになれば」と話す。2年前から始まった関大のエコな学園祭への取り組みは、他大学にも徐々に広がっている。