2014年11月02日
KUロックフィーバー 林青空さんが優勝

雨模様のステージを、青空一色に変えてみせた。オリジナル曲で勝負する音楽バトル。決勝では代表曲「秋風」を、ギター1本で情熱的に歌い上げた。林さんは「うれしいという気持ちでいっぱいになった。いろんな人が声をかけてうれしかった」とキュートな笑顔を爆発させた。
堺市のライブハウスを活動の拠点にする20歳。路上や第1学舎前の広場でも、ストリートライブを行っている。“あすかの庭の歌姫”は「関大生に知ってもらえる機会になった。学生の間にしかできないことや、つながりを大事にしていきたい」と、千里山キャンパスに歌声を響かせる。
音楽の道に進みたい。胸に秘めた思いを両親に言いだせずにいたが、高校生時代にレコード会社が主催したオーディション大会でファイナリストに。東京・赤坂BLITZのステージも踏んだ。「結果を残したことで、家族も応援してくれるようになった。必死に応援してくれて、私の歌を好きと言ってくれる両親に報告したい」と声を弾ませる。
優勝特典として社会学部三浦文夫教授の手によるレコーディングに臨む。タワーレコード梅田マルビル店で、本選出場6組の音源を収録したコンピレーションCDも配られる。ゲストライブを行ったKIDSや音楽フェス主催者、ラジオ局関係者などの審査員をうならせ、つかんだ栄冠。「就活は大きな壁ですね。音楽一本に絞る自信がない。“音楽をやっていきたい”と言葉にするのは怖い。何かひとつ結果を残したい」と大会前に話していた林さん。心を覆っていた雲が、すっきり晴れたに違いない。【写真上・やった!受賞の瞬間、両手を天に突き上げた林青空さん 写真下・ギター1本で、千里山キャンパスに歌を響かせる=撮影・金洋秀】
