2014年11月14日
関大の安否確認メール 4000人が既読スルー!?
10月21日に行われた避難訓練「関大防災Day2014」で、関西大学が関大生2万9779人に一斉送信した安否確認メールのうち、メールアドレスの変更などで約1万通が未着だったことが分かった。【写真上・訓練で悠久の庭に避難する関大生 写真下・訓練参加者に配られた安否確認シート】
学内の安否確認シートや、メールの返信で安否が確認できた関大生は、約半数の1万4951人。単純計算で約4000人の関大生が、メールを受信しながら返信しない“既読スルー”をしたことになる。
関大は「地震などが起こった際の安否確認に必要なシステム。今後、学生に緊急連絡メールシステムの登録内容を確認させるなどの対処が必要と考えている」としている。
緊急連絡メールシステムは、ほぼ100%に近い関大生が登録。2009年の新型インフルエンザ発生時にも運用されたが、全員へのメール送信が完了するまでかなりの時間がかかった。今年になって3万人にメールを同時送信できるシステムが完成。通学の途中やキャンパス外にいる学生の安否確認を想定した訓練が行われたが、今後に課題を残した。
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