2014年11月25日
チャレンジャー閉店 関大前からゲーセン消滅
関大前唯一のゲームセンター・チャレンジャー関大前店が、24日の営業をもって閉店した。同店は1982年(昭和57)にオープン。32年にわたって関大生に親しまれてきたが、最近はソーシャルゲームの台頭で学生のゲーセン離れが顕著に。今年4月の消費税増税が追い打ちをかけた。最後の夜となった24日は、午前中から閉店を惜しむ常連客が多く詰めかけた。関西大学経済学部出身で、同店で遊ぶうちにバイトから店長になった高橋芳彦さん(32)は「関大生の頃から客として通っていて、軽く車が買えるくらいお金は使っている。10年来の居場所というか、遊び場がなくなる。今は実感がないですが、関大前にふらっと来て、入口や何もない店内を見たら喪失感を感じるのかな…」と表情を曇らせた。
最盛期8軒あった関大前のゲーセンが、すべて消滅。フタバボウルのゲームコーナーを残すのみとなった。ゲーセンの閉店は全国的な現象で、高橋さんは「学生がアーケードゲーム(ゲーセンや遊園地などのゲーム)をやらないというか、学生街にゲームセンターがあることの意味がなくなっている。通信ゲームが主体になってコストも増加し、消費税のアップ分を料金に上乗せできなかった」と、ゲーム業界の厳しさを説明する。
かつては早朝まで営業するゲーセンが乱立し、ネオンのまぶしさから不夜城と呼ばれた関大前。回収した100円玉を載せた軽トラが、重みでパンクしたという伝説もある。【写真上・最終日に多くの客が詰めかけたチャレンジャー関大前店 写真下・閉店時刻の午前0時を越え、32年の歴史に幕が閉じられた】
最新ゲームがいち早く集まることから、ゲーマーの間でも有名だったチャレンジャー。「ここがなくなったら、もうアーケードゲームをやらないと思う」と話す高橋さんの背中は、やはり寂しそうだった。
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