2014年12月23日
関大前の店からもブーイング!?関大の祝日授業
関西大学は22日、平成27年度(2015年)の学年暦を発表した。文部科学省の通達により大学の講義は半期で15週を確保しなければならないが、2015年は月曜日に祝日が6日間集中。授業日数の確保のため、海の日(7月20日)と体育の日(10月12日)、勤労感謝の日(11月23日=いずれも月曜日)と文化の日(11月3日=火曜日)が授業日になる。
祝日に授業がないことがとりえだった関西大学が、ついに禁を破った。授業日数の厳格化を受け、昨年からは6月5日の大学昇格記念日も授業日になった。11月3日が授業日になることで、毎年4日間開催されてきた統一学園祭の日程にも影響が出る。
関大生のブーイングはすさまじいものがあるが、関大前の店舗からも反発が出ている。「祝日に授業をされると困ります…」と話すのは関大前某店の店長さんだ。梅田の商業施設・グランフロントの誕生で、バイト不足と時給高騰に悩まされる関大前では死活問題だという。
「祝日に授業があると、バイト学生の確保が難しくなる。家族連れで混むお昼とかに、授業でバイトがいないと正直キツい。あと、関大前通りで人通りが多いのは入学、卒業式と11月3日なんです。その日を授業日にするのは…」とこぼした。
11月3日に関しては、統一学園祭の日程に組み込まれる可能性が残されているが、関大の祝日授業実施は関大生の生活と学生街の風景を微妙に変えることになりそうだ。【写真・関大前が一番ごった返す11月3日。この日も授業日になってしまうのか?=2011年11月3日撮影】