2014年12月30日
文学部3年の男子学生を逮捕 殺人未遂容疑
大阪府警堺署は28日、会社員男性(35)を堺市内のビル2階の階段踊り場から1階に投げ落としたとして、関西大学文学部3年の男子学生(21)を殺人未遂容疑で逮捕した。会社員男性は頭の骨を折り、意識不明の重体。
男子学生は同日朝、父親に付き添われて同署に出頭した。容疑を否認しているという。体育会空手道部に所属していたが、29日現在同部のホームページからは名前が削除された。
会社員男性は23日午前3時ごろ、同ビルの1階で血を流して倒れているのを発見された。当初、階段から誤って転落したとみられていたが、目撃証言などから同署が殺人未遂事件として捜査していた。発見当時、財布や携帯電話も無くなっていた。
現場は、南海高野線堺東駅すぐにある雑居ビルで、ガールズバーや風俗店などが多数入居している。【写真・現場になった南海堺東駅すぐの雑居ビル】
楠見晴重学長(61)は29日、関西大学の公式サイト上で「現在、詳細の確認に努めておりますが、この報道が事実であれば、大学として誠に遺憾であります。大学としては、まずは、事実関係の確認に全力を挙げるとともに、適正に対処していきたいと考えます」などとのコメントを掲載した。