2015年01月26日
夢の球宴!?関大野球部100周年記念式典
関西大学体育会野球部の創部100周年を記念する式典が24日、大阪市内で行われ、同部関係者ら約550人が詰めかけた。同部は1915年(大正4)に創部。阪神投手として222勝を挙げた村山実さん(故人・59年2部商卒)や、監督として阪急ブレーブスの黄金時代を築いた上田利治さん(78=59年2部法卒)など、約1300人の卒業生を輩出した。
OB唯一の現役プロ野球選手・阪神の岩田稔投手(=06年経済卒)や山口高志投手コーチ(64=73年社卒)、大阪桐蔭高野球部を4度の全国優勝に導いた西谷浩一監督(45=93年2部経済卒)らが出席。関大北陽高OBで野球評論家の岡田彰布さん(57)も姿を見せた。【写真上・式典に出席した阪神・岩田稔投手(右)と山口高志投手コーチ 写真下・岡田彰布さんは岩田選手に「20だ!20!」】
トークショーに出席した岩田さんは「関大野球部も頑張っている。春・秋、その先も神宮に出場できるように頑張って欲しい。僕もしっかり成績を残せるように頑張る」と後輩にゲキを飛ばした。すると岡田さんから「20だ!20!」と声が。阪神元監督からの“ムチャ振り”に虎の左腕は「20勝します!」と叫び、大学関係者らに自己最高の勝ち星を公約した。
早瀬万豊監督(はやせ・かずとよ、56=82年経済卒)は「またいい報告ができるよう取り組んでいく。これからが本番だと思っている。関大はこれから100年も200年も続く大学。大会野球部として、存在感をアピールしていきたい」と気持ちを新たにした。
昨年、94年以来39季ぶりの優勝に導いた名将は、部の新スローガンを「熱くなれ」と定めた。阪神が2014年まで採用していたものと同じかけ声の下、節目の年をリーグV、全国制覇で飾る。