2015年03月28日
応援団初の女性団長が関西大学職員に!

黒澤さんはバトン・チアリーダー部に所属していた2013年12月、同部とリーダー部、吹奏楽部を取りまとめる団長に就任。1922年(大正11)の創設以来、初の女性団長になった。テレビや新聞などでも大きく取り上げられたほか、昨年11月の明治神宮野球大会では、歴史ある神宮球場の応援台に立った。
応援団長になったことが、関大職員を志すきっかけとなった。応援するうち、関西大学に対する思いが、日に日に強くなっていった。「関大や関大生を、もっともっと広めたい。今以上に何百年も続く大学になるように支えていきたいし、魅力や伝統を伝えていきたい」と意気込んだ。
伝統を背負う重圧や、責務にさいなまれることもあったが、応援団の先輩や仲間に応援されてきた。「厳しい時も頑張れと言葉をかけてもらったので、一年やってこれた。いろんな方に出会って、人として成長させてもらった」と振り返る。昨年12月に引退。次はスーツ姿で、新たな応援舞台に立つ。
4年生最後の秋学期試験は、ひとつでも単位を落とすと留年が決定するスリリングなものだった。卒業式では、羽織袴姿がりりしかった黒澤さん。4月に入学する6800人の新関大生には「できないことはないと思う。やりたいことがあるなら、それをやり通してほしい」と言葉を送った。
