2015年04月08日
高橋大輔さん1「ひと区切りをつける前の最後」

「僕自身も次のステップに向かっているので、ただ、チャリティー演技会というものは続けていきたいと思っているので、次のステップに行く前に、また来年も続けていけたらなと思っている。自分自身も無理のないように、続けていけることができれば」
ー留学前最後ということで、複雑な思いでしたか
「気持ちの面ではこれが最後だなと思いながら…ひと区切りをつける前の最後だな、と。ただ演技として、最高のものが届けられたと思う」【写真・映画「思い出のマーニー」の主題歌・Fine on the Outsideを観客前で初披露した高橋大輔さん】
ー1曲目は思い出のマーニーの曲(Fine on the Outside)
「どこかでしたいな、と思っていたので、このタイミングが1番ベストだと思った。もうひとつ(I'm Kissing You)は、ソチ五輪が終わって初めて人前で滑った曲。次に向けて、明るいところで滑りたかった」
ー留学に向けては
「基本語学をメーンに。期待よりは不安が大きいですね。もう勉強漬けで。早めに習得できるように、集中してやっていきたい」
ースケートとは今後、どう関わっていく?
「スケートと関わっていくのが一番いいことだと思っているけど、本当に自分自身がやりたいことを考えて…それが何年になるのかわからないけど、本当にやりたいことができたら。最終的にそれがスケートだったら、今まで応援してくださった方への恩返しかなぁ。今は自分がやりたいことだけを考えて、もっとワガママを言っていいかなと思う」
ーファンへのメッセージを
「ファンの皆様にはとりあえず行ってきますって感じで。あえて何も言わずに、行ってきたいと思います」
ー被災地にはどんな思いを
「僕自身が被災地に協力できればいいな、と。思いを届けるつもりはない…といえばおかしいんですけど、気づかれなくても、知られなくても、続けていければと思っています。届けるというよりも勝手に協力できることはしたい。そういう気持ちでずっといます」
ープロスケーターになって、アイスショーで滑る気持ちは変わりましたか?
「プロスケーターという意識自体があまり持てなくて…気持ちが僕の中で定まっていない。フィギュアスケーターとしては滑っていますけど。そういう意味では現役の時と変わらない。ただ、アメリカに行って帰ってきて、もう一回滑るとなったら変わっているかもしれない」
ーエキシビションではどんな気持ちで滑っている?
「その時できる精一杯のこと…ちゃんとできるかどうかは別として、気持ちとしては精一杯を心がけて、お客さんに楽しんでもらえるということを心がけています。そういう意味では今までと変わらないと思う」
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