2015年04月09日
壁ドンでストップ未成年飲酒 関大生が啓発活動
関西大学の学生や職員ら有志50人が9日、関西大学千里山キャンパスの正門で未成年飲酒の防止や、成年学生のイッキ飲みや飲酒強要といったアルハラ(アルコール・ハラスメント)防止を啓発する活動を行っている。イケメンが壁ドンをしながら「未成年は絶対にお酒を飲んじゃいけないんだよ」と語りかけるチラシなど、約3000枚を配る予定だ。【写真上・チラシを配る学生有志 写真下・関大生に配られた未成年飲酒防止を訴えるチラシ】
大阪府小売酒販組合吹田支部の協力で、毎年新歓シーズンに呼びかけを行っている。今年で5度目の実施で、有志の学生が午前8時過ぎから、登校してくる関大生にチラシを配りながら「未成年の飲酒は禁止されています」「アルハラをやめて楽しく飲酒を」などと呼びかけた。
また、大学職員が関大前の飲食店を回り、年齢確認の徹底や、成年学生に飲み過ぎを注意するよう協力を要請する。関西大学が2013年、関大生に対して行った学生生活実態調査によると、飲酒を強要されたことがある学生が11.7%、千里山キャンパス周辺の居酒屋で年齢確認を受けたことがない学生が34.4%いた。
学生有志代表で統一学園祭実行委員長の本田祥槻さん(20=社3)は「過去に関大でも飲酒で問題があった。自分たちからこうして活動することが大切なことだと思う。時と場所を選んで楽しく飲む分にはいいが、度を越したり強要するのは迷惑で悪影響を与えるだけなのかなと思う」と話した。