2015年06月23日
第1回ミューズキャンパス祭に3500人
関西大学社会安全学部があるミューズキャンパスのキャンパス祭・第1回高槻ミューズキャンパス祭が21日、JR高槻駅前の同キャンパスで行われ、3500人が訪れた。【写真上・ミューズキャンパス前には長蛇の列ができた 写真下・社会安全隊の学生に、救命法を教わる親子=6月21日、高槻ミューズキャンパス】
毎年6月に行われていた社会安全フェスティバルと、11月のキャンパス開放デーが合体してリニューアル。「楽しく防災を学んで伝えよう」「若い力で安全の輪を広げる」の理念の下、キャンパス内でさまざまな催しが開かれた。
開場の午前10時前から、キャンパス前には長い長い列ができた。サークルの模擬店はもちろん、パトカーや自衛隊車両の展示、AEDを使った救命法の実習など、社会安全学部らしいイベントが人気を集めていた。
関西大学アイススケート部コーチの織田信成さん(28=15年文院修了)の講演会が同キャンパス内のミューズホールで開かれ、440枚用意された入場整理券は瞬時になくなった。
織田さんによると、一般向けに講演会を行うのは初めてだという。「母校なのでオファーを特別に受けました。講演は関西大学限定です。母校で講演ができてうれしかった」と、卒業生もキャンパス祭を盛り上げた。
実行委員長の祐本莉菜さん(すけもと・りな、20=社会安全2)は、入場を待つ人の列を見て胸をなで下ろした。「去年までとは違うので、参考にできなかったし、わからなかった。学部との連携も手間がかかったけど…やったかいがありました」と生みの苦しみを味わった。
目標の集客人数は3000人。防災という重いテーマに取り組み、前年までの社会安全フェスティバル以上の人を集めた。「学部で学んでいることを伝えるという要素だけは、絶対に外したくなかった。成功だと思います」と祐本さん。救命法を学ぶ親子の楽しそうな表情が、その言葉を裏づけていた。
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