2015年10月08日
プロスケーター中村友彦さんが学祭で恩返し走

同キャンパスのあすかの庭に、高さ3メートルの組立式ハーフパイプ(半円筒状の専用コース)を設置。アグレッシブインラインスケートは車輪が縦一列になった専用のスケート靴で、ジャンプや回転など難度の高い技を披露し、点数を競い合う競技だ。
世界王者の安床武士さん(29)も参戦。ダンスやダブルダッチのサークルとのコラボも予定されている。中村さんは「今までの学園祭では見たことがない世界を創ります」と意気込む。
関大生時代からプロスケーターとして活躍。数々の国際大会で入賞し、バート(ハーフパイプ)競技で世界ランキング4位に入った。「大学からスポーツ奨励金という形でサポートを受け、充実した学生生活を送れました。自分にできることは何だろう?と考えた時に思いつきました」と恩返し走に臨む。
神戸市を拠点にするプロ集団・team goodskatesの一員。各地のイベントに引っ張りだこだが、大学の学園祭でハーフパイプショーが行われるのは初めて。「前例のない学園祭でのショーは、何が何でも関大でやりかった。誰もやったことがないこと。たくさんの人が動いてくれた」と、多くの関大生が前代未聞のイベント実現に尽力した。
欧米での熱狂ぶりに比べ、日本ではまだまだマイナーな競技だ。「若い人たちに知ってもらいたい。関西大学から世界へってキャッチコピーのように、第一歩は関西大学でなくてはならない」。統一学園祭を認知度アップの発火点に。中村さんが世界の技を惜しみなく見せる。【写真・スゲー!華麗な技を見せる中村友彦さん】
