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関西大学と関大前の情報紙「ブームスポーツ」のWEB版です。次号第12号は10月上旬に発行します!

2015年11月03日

魅せたスゴ技!関大で学祭初ハーフパイプショー


インラインスケート2関西大学統一学園祭3日目の3日、千里山キャンパスのあすかの庭で、インラインスケートのハーフパイプショーが行われた。この日早朝から、高さ3メートルの組立式ハーフパイプ(半円筒状の専用コース)を設置。関大出身のプロスケーター・中村友彦さん(24=14年文卒)が所属するプロ集団・team goodskatesが世界の技を見せた。

1000人の観客が大歓声を上げた。校舎に、そして一面の青空に届くほどに、スケーターが舞った。中村さんや、世界王者の安床武士さん(29)が、惜しみなくスゴ技を見せる。学園祭、いやキャンパス内にハーフパイプが置かれるのは日本初だ。

中村さんは、関大生時代からプロスケーターとして活躍。数々の国際大会で入賞し、バート(ハーフパイプ)競技で世界ランキング4位に入った。大学から奨学金を受けながら送った競技生活。母校への恩返し走を、学祭舞台で果たした。「最高でした。これだけ喜んでくれて…。若い人たちにインラインスケートを知ってほしかった」と手応えを感じていた。

37歳のスケーター・松永貢さん(37=01年法卒)は、企業の人事担当として働く。「面接に来てくれた関大生も応援してくれた。関大生のころは学園祭は遠い存在だったのに、まさか現役生と一緒に出られるとは」と学舎を見つめる。

多くの関大生が、前代未聞のイベント実現に尽力した。中村さんは「関西大学に恩返しができたんじゃないでしょうか。これを第一歩にして学園祭の恒例行事にしていきたいし、来年も呼んでほしい」と語気を強める。卒業生と現役生の母校への思いが、ハーフパイプでひとつの輪になった。
【写真上・1000人の観客を前に、世界の技を見せるteam goodskatesのメンバー 写真下・千里山キャンパスに設置されたハーフパイプ】
インラインスケート4

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