2015年11月25日
ラブグラフ関大生社長・駒下純兵さんが講演
カップル写真撮影サイト・ラブグラフの関大生社長駒下純兵さん(こました・じゅんぺい、22・社4)が24日、関西大学千里山キャンパスで講演。「トライ&エラーを繰り返せるところが学生のいいところ。一歩踏み出して、挑戦してください」と、集まった関大生50人にメッセージを送った。
多忙なスケジュールを縫って、東京から来阪した駒下さん。きりん寺の油そばを食べ、教室前の廊下で他の学生と話す姿は、等身大の関大生だ。【写真上・参加者と集合写真に収まる駒下純兵さん(写真前列中央) 写真下・講演後は久々の関大前を楽しんだ】
「悩んでいることは、みんな一緒なんだと思う。僕が40代になって関大で講演をやっても学生の気持ちはわからないだろうし、みんなの心には響かない」。異例の現役関大生による登壇は、教室に一体感を生んだ。
駒下さんは社会学部2回生だった14年、ラブグラフを設立。カップル専門のフォトサービスとして話題を呼び、日本全国から依頼が殺到。今年2月には株式会社化した。
リクルートの結婚情報誌・ゼクシィとのコラボや、クリスタルケイ、MACOのミュージックビデオ制作にも関わった。ワイドショーでも特集されるなど今をときめく駒下さんだが、意外にもカメラを手に持ったのは関大入学後だった。
「高校時代は帰宅部で、本当にダメなヤツでした。大学でイベントサークルに入ったんですけど、おもしろくなくなって、このまま4年間終わってしまうのかと…」。楽しそうに写真を撮る関大生の先輩との出会いが、不遇の学生生活をガラリと変えた。
90分間の講演で、矢継ぎ早に飛ぶ質問に真摯に答えていく。写真上達や被写体の機微をつかむため、駒下さんが行っていた秘密のエピソードも披露した。「僕は前の彼女の写真を1年間撮って、写真集を作ったりしてましたし…って、なんでこんなことまで言わなきゃいけないのか」と笑いを誘った。
キラ星のように輝く関大生が、同じキャンパスの学生のために惜しみなくアドバイスを送る。主催団体のピア・コミュニティ団体KUサポートプランナー(KUSP)が、約半年の準備期間で講演を実現させた。
「探そうと思わないと、見つからないこともある。チャンスも探さないと見つからない。意思をもって行動することが大事。小さな決断を繰り返すことで、人生は変わっていく」。千里山キャンパスでチャンスをつかんだ駒下さんの言葉は、関大生の背中を押すだけの説得力があった。
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