2015年12月02日
関大前が激変!?300戸大型住宅団地計画
阪急関大前駅近くの吹田市円山町にある日本生命千里山総合グラウンドが、2017年春ごろまでに取り壊されることが分かった。【写真・取り壊されることになった日本生命総合グラウンド】
日本生命千里山総合グラウンドは、日本生命の野球部、女子卓球部の拠点。野球部は今年の都市対抗野球、社会人野球の日本選手権を制した。
プロ野球・阪神の西岡剛選手や日本ハムの中田翔選手らが、毎年オフの自主トレで訪れていたほか、春・夏の甲子園出場校が、練習グラウンドとして使用していた。16年度中に野球部、女子卓球部ともに大阪府貝塚市に拠点を移す予定だ。
7万8000平方メートルの広大な土地は、大手不動産会社の大林新星和不動産が取得。300戸の大型住宅団地が建つ予定だ。同社によると、最寄り駅は阪急関大前駅および大阪市営地下鉄・北大阪急行の江坂駅を想定。吹田市立千里第三小学校、吹田市立第一中学校の校区になる。
11月23日には地域住民に向けての住民説明会が行われた。同グラウンドが一時避難地として指定されていることから、住民からは「避難地をどうするのか」といった声や「千里第三小の児童数は限界に達しているのでは」「野鳥が飛んでくる環境をある程度残してほしい」という意見が出た。