2016年04月04日
関大新研究拠点「なにわ大阪研究センター」開設

創立130周年を記念して新設された同センターでは、大阪の笑いや最新技術を駆使した景観の再現、防災など5つの部門を約20人の教員が研究する。
5月15日まで記念展が開かれ、研究成果や所蔵物などを公開。道頓堀の変遷をCGで再現した動画や上方演芸のお宝資料、ヨーロッパで発見された17世紀中期の「豊臣期大坂図屏風」のレプリカなどが展示されている。
「なにわ」という大阪の古称をあえてつけたセンター名。大阪の現在と過去を、重ねて考えていく決意を込めた。センター長の与謝野有紀社会学部教授(55)は「大阪のことを深く、外ともつながりながら解いていくセンター。文化を接着剤にして、問題を解決していきたい」と話した。
