
関大生が企画・提案した学生提案科目「地域の防災を考える」の授業が、8月4日から7日までの4日間、千里山キャンパスで行われた。【写真・最終日の授業に参加した関大生や地域住民の皆さん】
学生提案科目とは、関大生の学生組織「科目提案委員会」が立案する共通教養科目(いわゆる一般教養)。関大生自らが学びたいことを考え、講義の実施計画や担任者を決め開設する授業だ。
同委員会の江草麗子さん(21=環境都市工3)、西田摩里子さん(20=法3)、和田彩花さん(21=政策創造3)が提案。約2年間の準備期間をかけて実現させた。
4日間の集中講義では炎天下の中、汗だくになりながら現場調査も。千里山キャンパスがある吹田市千二地区の防災について、専門家や地域住民と一体となって理解を深めた。
受講した10人は、上町断層帯で震度6強の地震が起きた場合を想定し、ハザードマップを作成。各地域の問題点を指摘し、改善方法などを地域住民に提案するプレゼンテーションを行った。
関大前では重症者数が多いことや、店舗の看板や自動販売機などが倒壊し、道路がふさがれる可能性を指摘。一時避難地となっている千里山キャンパスへ救援物資が届かない懸念を示した。上の川(かみのかわ)が氾濫する危険性もあり、関大前通り以外の新たな道の整備や、避難路の確保などを提案した。
授業を終えた江草さんは「関大が掲げる�犢容偉廊瓩箸いΩ斥佞鬚發箸砲靴董⊆�け身ではなく自分たちで動く授業にしたかった」と理念を話した。専門家や吹田市の担当者、地域住民と連絡を取り合い、学生提案の防災授業を一から作り上げた和田さんは「ちょっと泣きそうです」と、2年間を振り返った。
地元出身の西田さんは「自治会とかに入ったことがなかったが、地域の大切さを実感した。地域と学生の距離を縮めたい」と熱く語った。関西大学は毎秋、地元自治会とも連携した大規模避難訓練・関大防災デーを実施している。災害に備え大学と学生、地域住民がスクラムを組む。
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