大麻密売の元工学部生に懲役5年求刑
千里山キャンパス内で大麻を密売したとして、大麻
取締法違反などの罪に問われた元工学部7回生の市
川聖被告(24=6月27日付で退学処分)に対する論
告求刑公判が28日、大阪地裁で開かれた。
検察側は「合計1800〜1900グラムを売るなど、極め
て悪質。大学に対する社会的信頼も失墜させた」と
して、懲役5年を求刑した。約5カ月に渡った公判
は同日、結審し、来月27日に判決が言い渡される。
[ ニュース(総合) - ニュース全般 ] | カンタン!ブログをはじめよう |
10日に法学部2回生の男子学生(19)が錯乱状態で
マンションから転落、翌11日朝に死亡した事件で、
大阪府警生活環境課と吹田署は、死亡した男子学生
に薬物を譲った文学部4回生の男子学生(23)につ
いて、立件を見送る方針を固めた。
当初、死亡した男子学生は「マジックマッシュルーム」
とみられる薬物を服用したとみられていたが、司法解剖
でマジックマッシュルームに含まれる麻薬成分は検出さ
れず、胃に“ミプティー”と呼ばれる脱法ドラックの成
分が見つかった。
11日に大阪府警が千里山キャンパス内の「哲学研究部」
部室内を捜索した際に押収した袋と、文学部4回生の
男子学生から任意提出させた薬物を鑑定した結果、
同じ成分が検出されたという。
ミプティーは麻薬に指定されているディプト(5−Meo
−DIPT)の分子構造を一部組み替えた脱法ドラック
(5−Meo−MIPT)で、幻覚などの作用は麻薬に匹
敵するが、所持・使用に際し法的規制がない。
生活環境課と吹田署は19日、文学部4回生の男子学生に
ミプティーを販売した薬事法違反(未承認医薬品の無許可
販売)の疑いで、アメリカ村の雑貨店を家宅捜索。経営者
の29歳男性を逮捕した。
男子学生は「マジックマッシュルームと説明を受けて買っ
た合法ドラック」と、死亡した男子学生に説明したという。
生活環境課と吹田署は、男子学生が薬事法に抵触する売買
を行っていないとして、立件しないという。